デパートのショーウインドーをのぞき込むと、食べられないけれども食べたい、そんな不思議で魅惑的な料理に心を躍らせたことはありますか？
店頭に並ぶサンプルに食欲をそそられ、思わず店に入った経験のある人は多いのではないでしょうか。食品サンプルは日本発祥の文化で、大正か昭和初期に誕生したとされます
持ち上げ系という、一瞬を切り取るタイプの食品サンプルも人気ですね。持ち上げ系とは、麺をフォークで持ち上げたり、卵を箸で掴んだりといった瞬間を再現したサンプルのことを指します
今や、海外で特集番組が放送される事も多くなった日本の文化の一つ、食品サンプル文化。欧米では、普通、メニューのみ、もしくは、写真入りで食べ物を選ぶことが基本です
年々増加する外国人観光客と比例するように、東南アジアへ次々と日本の飲食店が出店を行い 東南アジアでは食品サンプルを街中で見かけることも多くなり、世界へと広がりを続けています
レストランの店頭に並ぶ食品サンプル、（プラスチックフード）が、海外からの観光客を中心に注目を浴びています
【食品サンプルの持つ力】
飲食店と一般物販店の一番の違いは何でしょう。それは物販店の場合、入店した人が店内を一回りして何も買わないで出て行ってしまう可能性があるのに対し、飲食店の場合は、入店した人のほとんど全員が、そこでお金を落としてくれることです。飲食店では、お客に入ってもらうことがいかに大事かが分かります
離れた場所にいるお客様には、看板やのぼりが店頭まで引き寄せる効果を発揮します。次に店頭まで来たお客は、何を基準にして店に入るかどうかを決めるのか。まずは外から見て、自分の考えている価格帯か、食べたいメニューがありそうかを判断します。中価格帯の店が、墨文字で店名などを隅に書いた、白くて長い暖簾を使ってはいけないといわれるのは、それだけで この店は高そうだという恐怖感を与えるからです
メニューのサンプルがあるだけで、大量の情報をお客様に伝えることが出来ます。食材や盛り付け、ボリュームを3次元で、さらにはシズル感まで、かなり正確に伝えることが出来ます
お店としては、うちの料理はこれです！と、胸を張ってお客様に伝えていることになりますのでサンプルを置くことは、お店の自信の表れといってもいいです
食品サンプルが持つ力は、店頭まで来たお客様に入店を促すだけではなく、サンプルケースを見たお客様は、そこで注文するメニューを決めることが多いので、席に着いてから注文するまでの時間が短く、客席回転率が上がります。
サンプルケースを置くようになって、売上高が2〜5割上がったと証言する飲食店経営者が多く、これは入店率が高くなったと同時に、客席回転率が上がったことを示しています
また、日本語が分からない外国人のお客様にも、サンプルは威力を発揮します。サンプルを見ることで、そのメニューを間違えることなく認知できるので、何が出てくるか分からないといった恐怖感は相当減るはずです。店側も、注文が理解できなければ、サンプルケースまで連れて行き、どれを注文したいのかを指差してもらうことが出来ます。こうしたことは、外国人にはとても親切で丁寧な接客と評価されます。実際、外国人のお客様が多い観光地の飲食店からはサンプルを置くことで外国人客が増え、接客も楽になったという声が上がっています
飲食店や店舗だけでなく、ご自宅のインテリアとしてもとてもかわいいです
置き方にスタイルは無いので、お好きな場所に飾ってください。他のインテリア商品と組み合わせればそれぞれの良さを想像以上に引き立ててくれる、抜群の存在感！そのまま置いても絵になるすてきなデザインです
